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August 30, 2018

ほんとうに衝撃を受け、かつ今でも聞き続けている生涯のお気に入りアルバムを10枚(6日目)

過去5日間に続き、10日前のFacebookへの投稿を転載する。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

ほんとうに衝撃を受け、かつ今でも聞き続けている(ごくたまにであっても)生涯のお気に入りアルバムを10枚。毎日ひとつずつジャケを投稿する。6日目/10日

Almostprettyb

Tony Kosinec / Almost Pretty (Vivid Sound VSCD-069)

タンゴが自分の中に占める比重が高くなったとはいえ、他の音楽、とりわけロックやポップスを聴かなくなったわけではなかった。私は89年から97年まで、レンタルショップに専門にCDを卸す会社(代行店と呼ばれた)の一つに勤務し、出荷業務などのほか、各メーカーから毎月届けられる新譜案内をもとに、顧客向けの新譜案内を作ったりしていた。だからこの時期は洋楽邦楽を問わず、どんな新譜が出るか把握出来た。サンプル盤もいろいろ来るし、新譜はシールドを剥いてレンタル用のシールが貼られた状態で入荷するから、オーダーさえあれば、聴いてみたいものはいくらでも聴くことが出来た。
だが、この時期によく聴いたアーティストやアルバムで、今でも聴き続けているものは実は多くはない。せいぜいプリファブ・スプラウトぐらいだろうか。むしろ現在までの愛聴盤は、その後の時期に現れた。
イギリス生まれ、カナダ育ちのシンガー・ソングライター、トニー・コジネクの人気盤といえば、ピーター・アッシャーがプロデュースした70年のセカンド『Bad Girl Songs』にとどめを刺すだろうが、私は73年の『Consider The Heart』の方が彼らしい気がして好きだった。85年にカナダのTrue Northから『The Passerby』が出たことはどこかの輸入盤店の広告で知ったが、入荷が少なかったようで、手に入れられないまま長い年月が過ぎた。
だから、日本のヴィヴィッド・サウンドが2000年にその『The Passerby』と、78年に録音されながらお蔵入りしていた『Almost Pretty』を世界初CD化してくれた時は、ホントに嬉しかった。どちらも期待に違わぬ出来だったが、とりわけマイケル・ケイメン(元ニューヨーク・ロックンロール・アンサンブル、その後映画音楽の大家に)がプロデュースとストリングス・アレンジを手掛けた後者はお気に入りとなった。以来18年間ずっと聴き続けているが、全然飽きることがない。そもそも79年にMercuryからのリリースが見送られたアルバムであり、一般的な評価も人気もわからないのだが、コジネク本人が自身のアルバム中のフェイヴァリットに挙げているのは納得。彼の本質は、このくらいポップでカラフルなサウンドにこそ現れていると思う。

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