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September 21, 2014

フランキー・ヴァリとフォー・シーズンズ(69) 全シングル紹介 その23

ザ・フォー・シーズンズ/ザ・ワンダー・フー?/フランキー・ヴァリの全オリジナル・アナログ・シングル紹介の第23回。少し先を急ぐことにする。映画『ジャージー・ボーイズ』の公開までに、「あの名曲」にたどり着きたいからだ。

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A) THE PROUD ONE (B. Crewe - B. Gaudio) PHW1-38789 #68
B) IVY (D. Randell - S. Linzer) PHW1-38790
FRANKIE VALLI
A Bob Crewe Production
Arranged & Conducted by Herb Bernstein
Philips 40407 [10/66]
45cat

フランキー・ヴァリの4枚目のソロ・シングル。ここからはそれまでのスマッシュではなく、フォー・シーズンズと同じフィリップスからのリリースとなり、ピクチャー・スリーヴも付けられた。

ステア=フィリップス・スタジオで1966年9月に録音された「The Proud One」は、3月録音の前作「You're Ready Now」と同様、ボブ・クルーとボブ・ゴーディオの合作で、ハーブ・バーンスタインがアレンジを手掛け、バーナデット・キャロル、ペギー・サンティグリア、デニース・フェーリの3人がバッキング・ヴォーカルを担当した。100位入りできなかった前作よりはマシだが、フィリップスからのリリースにもかかわらず最高68位という結果は、クルーやゴーディオにとっては不本意だったのではないか。

「リリース当時、この曲は完全に見過ごされていた」と語るマイク・カーブは、自身のレーベル、カーブにフォー・シーズンズを招き入れた1975年、ジ・オズモンズにこの曲をカヴァーさせた。オリジナルよりもソフトになったオズモンズのヴァージョンは全米22位となり(彼らの最後のトップ40ヒット)、アダルト・コンテンポラリー・チャートでは1位を獲得した。

カップリングの「Ivy」は、デニー・ランデルとサンディ・リンザーが合作したバラード。ランデルによれば、やはり彼らの作品だったフォー・シーズンズの「Opus 17 (Don't You Worry 'Bout Me)」と同じ1966年4月のセッションで録音されたとのこと。

両曲とも、1967年6月発売の『FRANKIE VALLI - SOLO』(Philips PHM 200-247[mono]/PHS 600-247[stereo])に収録されている。

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A) TELL IT TO THE RAIN (M. Petrillo - A. Cifelli) PHW1-38905 #10
B) SHOW GIRL (B. Crewe - B. Gaudio) PHW1-34723
THE 4 SEASONS Featuring the 'sound' of Frankie Valli
A Bob Crewe Production
Arranged and Conducted by Artie Schroeck (Side A)
Philips 40412 [21/11/66]
45cat

「Tell It To The Rain(雨に言っておくれ)」は1966年10月の録音だが、スタジオは不明。作者のうち、マイク・ペトリロについては第63回で紹介した。もう一人のアンジェロ・“チャビー”・シフェーリはニュージャージー出身のギタリスト。最初にトミー・デヴィートからギターを教わり、1959年にザ・トレードウィンズの結成に名を連ねる(このトレードウィンズは、ヒューゴ&ルイージのプロデュースでRCAヴィクターからデビューしたホワイト・ドゥーワップ・グループ。アンダース&ポンシアが1965年に始めたグループ、ザ・トレード・ウィンズとは無関係)。その後、フランキー・ヴァリの紹介でペトリロと知り合い、ソンクライター・チームを組んだ。

新しいソングライター・コンビを迎え、新鮮なイメージが打ち出されたこの曲では、久々にホーンは入らず、一方でストリングスが効果的に使われ、すっきりとビートの効いたフォーク・ロック・サウンドに仕上がっている(バディ・サルツマンと思われるドラムスは本当にカッコいい)。構成にはスキがなく、ヴォーカル・ハーモニーも冴えわたり、全米10位を獲得した。

この曲は1967年5月リリースのオリジナル・アルバム『NEW GOLD HITS』(Philips PHM 200-243[mono]/PHS 600-243[stereo])に含まれることになる。

Ph243s_1

アルバムのステレオ盤に収録されたヴァージョン違い(歌い回しが1箇所異なる)については、第57回を参照していただきたい。

カップリングの「Show Girl」はアルバムからのカット。1965年1月にオルムステッド・スタジオで録音された、やや重めのクルー=ゴーディオ作品で、このシングルではクレジットが抜けているが、アレンジはチャールズ・カレロが担当した。

1965年3月発売のアルバム『THE 4 SEASONS ENTERTAIN YOU』のA面トップに収められ、1966年1月の『WORKING MY WAY BACK TO YOU』にもそのまま再録されていた。

(続く)

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