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June 02, 2014

フランキー・ヴァリとザ・フォー・シーズンズ(48)

ザ・フォー・シーズンズ(ザ・ワンダー・フー?名義のものを含む)およびフランキー・ヴァリの全オリジナル・アナログ・シングル紹介の第7回。

★★★★★
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Vj582b

A) STAY (M. Williams) 63-3320 #16
B) GOODNIGHT MY LOVE (J. S. Marassalco - G. Motola) 63-2919
THE 4 SEASONS
Vee-Jay VJ 582 [1/64]
45cat

第46回で紹介した「Peanuts/Stay」を市場から回収したヴィー・ジェイが、1964年1月(2月としている資料もある)に改めてリリースしたシングル。少なくとも前回紹介した「Dawn (Go Away)/No Surfin' Today」よりは後のリリースと思われる。なぜかアーティスト表記がThe 4 Seasonsに戻っている(単にいい加減なだけだろう)。

『AIN'T THAT A SHAME AND 11 OTHERS』(Vee-Jay VJLP 1059)からカットされた「Stay」は、ドゥー・ワップ・グループ、モーリス・ウィリアムズ&ザ・ゾディアクス1960年の全米No.1ヒットのカヴァー。テンポは早くなっているが、原曲のアレンジをある程度生かした仕上がりになっている。ビルボードのシングル・チャートでは16位まで上昇したが、ヴィー・ジェイが勝手にリリースした一連のシングルの中ではこれが最高の順位となった。

この曲はさまざまなアーティストが取り上げていて、1963年にはザ・ホリーズによるビートの効いたカヴァーもヒットしているが、とりわけ印象に残っているのはアンドルー・ゴールド1976年のセカンド『WHAT'S WRONG WITH THIS PICTURE?(自画像)』に収められたヴァージョン。同じアルバムに収められたヒット曲「Lonely Boy」に顕著な、どこがアタマでどこがウラか混乱してしまうような複雑なリズム・アレンジ(特に間奏部分)が痛快だ。

カップリングの「Goodnight My Love」は、アルバム『BIG GIRLS DON'T CRY AND TWELVE OTHERS』(Vee-Jay VJLP 1056)のB面ラストに収められていた曲。曲目については第41回を参照していただきたい。

★★★★★
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40185d

A) RONNIE (Bob Crewe - Bob Gaudio) PHW1-31178 #6
B) BORN TO WANDER (Al Peterson) PHW1-30989
THE 4 SEASONS Featuring the "Sound of Frankie Valli"
A Bob Crewe Production
Arranged & Conducted by "Calello"
Philips 40185 [23/3/64]
45cat

「Dawn (Go Away)/No Surfin' Today」に続くフィリップス第2弾シングルは、初のピクチャー・スリーブ付。ヴィー・ジェイ時代からアルバムの裏ジャケットには表示されていた“Featuring the "Sound" of Frankie Valli”の文字が初めてシングルのレーベル面にも記載された(ここでは“Featuring the "Sound of Frankie Valli"”だが)。

「Dawn (Go Away)」が録音された1963年11月から、この「Ronnie」が録音された1964年2月の恐らく後半までの短い間に『BORN TO WANDER』(Philips PHM 200-129[mono]/PHS 600-129[stereo])、そして『DAWN (GO AWAY) AND 11 OTHER GREAT SONGS』(Philips PHM 200-124[mono]/PHS 600-124[stereo])と、アルバム2枚も録音されたわけで、当時の彼らのすさまじいハイペースぶりが伺える。

ボブ・クルーとボブ・ゴーディオの共作による「Ronnie」は全米第6位を記録し、全曲がゴーディオ作品(クルーやサンディ・リンザーとの共作含む)で構成された初のアルバムとなる7月リリースの『RAG DOLL』(Philips PHM 200-146[mono]/PHS 600-146[stereo])に収録されることになる。

Ph146m_1

Ph146s_1

フィリップス時代、発表された時点でステレオ・ミックスが作られなかった曲は、ステレオ盤LPにもモノラルで収められているが、この曲だけは例外で、なぜか『RAG DOLL』には擬似ステレオで収録された。1965年11月発売のベスト『THE 4 SEASONS' GOLD VAULT OF HITS』(Philips PHM 200-196[mono]/PHS 600-196[stereo])のステレオ盤でも同様だった。

第7回で紹介したように、1968年12月発売の『EDIZIONE D'ORO (GOLD EDITION)』(Philips PHS 2-6501)にも擬似ステレオで収録、1975年12月の『STORY』(Private Stock PS 7000)も同様である。

カップリングの「Born To Wander」は同名アルバムからのシングル・カットだが(1964年1月録音)、アルバムよりも音質がいいように感じる。作者のアラン・ピーターソンはヴィジュアル・アーティスト/詩人。この曲は彼の唯一の音楽作品で、フォー・シーズンズ以外誰も録音していないようだ。

(続く)

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