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May 17, 2014

フランキー・ヴァリとザ・フォー・シーズンズ(44)

ザ・フォー・シーズンズ(ザ・ワンダー・フー?名義のものを含む)およびフランキー・ヴァリの全オリジナル・アナログ・シングル紹介の第3回。

★★★★★
Vj478a

Vj478b

A) SANTA CLAUS IS COMING TO TOWN (Coots - Gillespie) 62-2742 #23
B) CHRISTMAS TEARS (Crewe - Bass) 62-2743
THE 4 SEASONS
Produced by Bob Crewe
Arr. and Cond. By Sid Bass
Vee-Jay VJ #478 [11/62]
45cat

第28回から第30回にかけてご紹介した、1962年12月発売のクリスマス・アルバム『THE 4 SEASONS GREETINGS』(Vee-Jay VJLP 1055)からの先行シングルとして11月にリリースされた。「Big Girls Don't Cry」と次の「Walk Like A Man」との間に挟まるので、“「Sherry」から3曲連続No.1!”という表現は必ずしも正確ではないのだが、企画もののクリスマス・シングルながら、これもビルボードで23位まで上がった。

有名なクリスマス・ソングを強烈なフォー・シーズンズ色に塗り替えた「Santa Claus Is Coming To Town(サンタが街にやってくる)」、アルバムで唯一のオリジナルだった「Christmas Tears」ともども、第30回で紹介済みなので参照していただきたい。ヴィー・ジェイ~フィリップス時代を通じて、他の編集盤への収録はないが、「Christmas Tears」は1964年に「I Saw Mommy Kissing Santa Claus」とのカップリングで再シングル・カットされることになる。

12月もしくは1963年初頭にはEP『THE 4 SEASONS SING』(Vee-Jay VJEP 1-901)がリリースされた(未入手。45cat.comの該当ページはこちら)。ファースト・アルバム『SHERRY & 11 OTHERS』(Vee-Jay VJLP 1053)から4曲をピックアップしたもので、収録曲は「Peanuts」「Never On Sunday」「La Dee Dah」「I Can't Give You Anything But Love」。また、このEPから「Peanuts」1曲のみを片面に収めたプロモーション・シングル(Vee-Jay EP 1-901)も作られた(未入手。45cat.comの該当ページはこちら)。

★★★★★
Vj485a

Vj485b

A) WALK LIKE A MAN (Crewe - Gaudio) 62-2898 #1
B) LUCKY LADYBUG (Crewe - Slay) 62-2899
THE 4 SEASONS
Produced by: Bob Crewe
Arr. and Cond. By: Charles Calello
Vee-Jay VJ 485 [1/63]
45cat

1962年11月頃に録音され、翌1963年1月にリリース。両曲とも2月リリースの『BIG GIRLS DON'T CRY AND TWELVE OTHERS』(Vee-Jay VJLP 1056)に収録。アルバムについては第31回以降を、全米第1位に輝いた「Walk Like A Man(恋のハリキリ・ボーイ)」については第32回を、「Lucky Ladybug」については第33回をそれぞれ参照願いたい。

「Walk Like A Man」はアルバム『BIG GIRLS DON'T CRY AND TWELVE OTHERS』のステレオ盤には当然ステレオ・ヴァージョンで収められているが、『GOLDEN HITS OF THE 4 SEASONS』(Vee-Jay VJLP 1065)のステレオ盤にはモノラルで収録されていた。『2ND VAULT OF GOLDEN HITS』(Philips PHS 600-221)に収録のステレオ・ヴァージョンはヴァージョン違いとの情報もあるが、聴いた感じでは違いはわからなかった。

3月にはEP第2弾『THE 4 SEASONS SING (2)』(Vee-Jay VJEP 1-902)がリリースされた(未入手。45cat.comの該当ページはこちら)。今回は『BIG GIRLS DON'T CRY AND TWELVE OTHERS』から「Why Do Fools Fall In Love?」「Silhouettes」「Alone」「Since I Don't Have You」の4曲を収録。

★★★★★
Vj512a

Vj512b

A) AIN'T THAT A SHAME! (Domino - Bartholomew) 63-3155 #22
B) SOON (I'LL BE HOME AGAIN) (Crewe - Gaudio) 63-3156 #77
THE 4 SEASONS
Prod. by Bob Crewe
Arranged By Calello
Vee-Jay VJ 512 [4/63]
45cat

1963年2月にステア=フィリップス・スタジオで録音され4月にリリースされた通算6枚目のシングル。B面にのみ、"THE 4 SEASONS"というアーティスト名の下に"Featuring FRANKIE VALLI"と小さく書かれている。

「Ain't That A Shame(悪いのはあなた)」はニューオーリンズR&Bの重鎮ファッツ・ドミノが、彼を編曲面などでサポートしたデイヴ・バーソロミューと共作し、1955年にヒットさせた曲。ジョン・レノン『ROCK 'N' ROLL』(1975年)やチープ・トリック『CHEAP TRICK AT BUDOKAN』(1978年)などでさまざまなカヴァー・ヴァージョンが聴ける。例のごとくリズムばかりかメロディーにも大胆に手が加えられた強烈なアレンジの「Ain't That A Shame」は、それまでのようなチャート・アクションは得られなかったがビルボードで22位まで上昇した。

「Soon (I'll Be Home Again)」はボブ・クルーとボブ・ゴーディオ合作によるロッカ・バラードの名作で、こちらも77位まで上がり、結果的にフォー・シーズンズ初の両面ヒットとなった。

両曲とも(「Ain't That A Shame」にはオリジナル・ヴァージョン通りの)ステレオ・ミックスは存在せず、6月リリースのオリジナル・サード・アルバム『AIN'T THAT A SHAME AND 11 OTHERS』(Vee-Jay VJLP 1059)のステレオ盤にはいずれもモノラルで収録された。

Lp1059m_1

Lp1059s_1

Lp1059m_2

『GOLDEN HITS OF THE 4 SEASONS』のステレオ盤には「Ain't That A Shame」はピッチの遅いモノラルで、「Soon」は擬似ステレオ(極端にいじられてはいないが、ぴったり真ん中に定位しているともいえない)で収録。「Soon」は『FOLK-NANNY』(Vee-Jay VJLP 1082)にも収録されているが、こちらはほぼモノラルといえる。

「Ain't That A Shame」はその後フィリップスからの『2ND VAULT OF GOLDEN HITS』には収録を見送られ、1968年12月の『EDIZIONE D'ORO (GOLD EDITION)』(Philips PHS 2-6501)でステレオ・ヴァージョンが初登場となったが、第7回でも触れたように、ニック・マーシの低音ヴォーカル・パートとエンディング前のフランキー・ヴァリのハイトーン・ヴォイスが最終モノラル・ミックスで加えられる前の、多少物足りない感じのオルタナティヴ・ヴァージョンとなっていた(英エースからのCD『EDIZIONE D'ORO』(Ace CDCHD 642)にもこの別ヴァージョンで収録)。1975年12月の『STORY』(Private Stock PS 7000)には、オリジナル通りのモノラル・ヴァージョンで収録されている。

(続く)

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