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January 31, 2014

ボブ・ディランの限定盤『50th Anniversary Collection 1963』

昨年12月4日付けのブログ「ボブ・ディランの47枚組BOX(その4)」で続きを予告しておきながら、間が開いてしまったが、その間にはボブ・ディランに関する様々な話題が飛び交った。

もちろん最大のニュースは4年ぶりの来日決定である。詳しくはこちらあたりを参照していただきたいが、私も何とか4月7日の東京公演のチケット(1階スタンディング)を確保。チケットが届くのはまだ先なので、どのあたりの位置になるのかはわからないが。

昨年12月2日には前年同様の著作権切れ対策として『50th Anniversary Collection 1963』が、今回はLP 6枚組というフォーマットで、ヨーロッパの一部地域で限定発売された。プレス枚数は公表されていない。イギリスで100枚、ヨーロッパのいくつかの地域で300枚、という話もあったようだが、公式には発表されておらず、推測の域を出ない。

ところが、USA、カナダ、ドイツ、そして日本のアマゾンが12月4日前後に相次いで、この超限定盤を12月10日発売として予約を開始したのだ。本当にアマゾンが取り扱えるのかと半信半疑のまま、アマゾンJPにオーダーを入れた。注文確認メールを見たら4日午前11時40分、価格は¥13,577となっていた。

案の定、予定日が近づいてもアマゾンは商品を確保できず、9日深夜に次の内容のメールが届いた。

仕入先からの入荷遅延により、お届け予定日までにお届けできないことがわかりました。新しいお届け予定日は現時点で確定しておりませんが、確定し次第、Eメールでお知らせいたします。

そこで、10日に保険のつもりでアマゾンCAにもオーダーを入れた(送料を含む予定価格は日本円に換算して¥15,457)。USAではその時点で「入手不可」としてひとまず取り扱いを終了していたからだ。なぜかその前後にアマゾンJPでの予定価格は¥9,851に下がっていた(その後1万3千円台に戻った)。

年が明けた1月9日、日本とカナダのアマゾンから相次いでメールが来た。「商品の入荷に時間がかかっており、お届け予定日がまだ確定しておりません」という内容だった。そしてほとんど諦めていたところ、23日に「お届け予定日が確定しました」というメールが来た。予定日は2月10日から16日となっていた。

これはアマゾンJPからのみで、アマゾンCAからは来ていない。この時点でカナダへのオーダーはキャンセルすることにした(結果的に、アマゾンCAの表示は現在も「入荷時期未定」のまま)。

そして、28日の夕方には「ご注文いただいた商品が、予定より早くお届けできることになりましたのでお知らせいたします」というメールが来た。この時点で、サイトでは「再入荷見込みが立っていないため、現在ご注文を承っておりません」という表示に変わっていたが、注文状況を確認すると「出荷準備中」となっていた。そして29日に発送され、今日無事に到着したのだった。予約商品の最低価格保障が適用されたため、ありがたいことに金額は¥9,851。

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私より10日後にオーダーしたという人にツイッターで確認したところ、まだ通知も配送もないとのことで、どの程度の枚数を確保できているのかは不明だ。

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曲目等のクレジットは、外箱の裏に印刷されているのかと思いきや、ペラの紙が裏に仮止めされているのだった。

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LP6枚が、それぞれジャケットに入れられている。

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レーベル面はこんな感じ。盤は180gなのかな、しっかり厚みがある。

まだ全部聴いてはいないが、まずLP6のカーネギー・ホール・ライヴを聴いてみたら、とても音がよかった。ライヴ録音が主体で、スタジオ・アウト・テイクがSide Aの6曲のみはちょっとさびしい気がする。最初の2曲以外はギターでなくピアノ弾き語りだった。6曲目の「New Orleans Rag (take 2)」のみ音がよくない。

(続く)

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January 19, 2014

フランキー・ヴァリ&ザ・フォー・シーズンズ初来日公演終了

(1/20追記)『Romancing The '60s』のクレジットを見ていて、パーカッション奏者を確かリッチー・ガハーテ・ガルシーア(Richie Gajate Garcia)と紹介していたのを思い出した。1980年の『Heaven Above Me』や『Reunited Live』にも参加しているベテランだ。

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去年9月13日から延期され、待ちに待ったフランキー・ヴァリ&ザ・フォー・シーズンズ初来日公演。日比谷公会堂でロック系公演を観るのは、たぶん1989年7月のエルヴィス・コステロ以来だ。

延期問題も絡み懸念されたのは、まもなく80歳を迎える本人のコンディションと、客の入り。会場に着いてワーナーの宮治淳一さんに伺ったところ、(東京のあとアジア3箇所の公演を控える)フランキーは水曜日に到着し、休養十分とのこと。そしてチケットは無事に完売! 確かに客席はしっかりと埋まっていた。年齢層はさすがに高めだが高すぎるということもなく(どういう基準だ?)、女性よりは男性が多い感じ。

そして、コンサートはただただ素晴らしかった。お客さんも、本当に好きな方が集まった感じで、反応がとてもよかった。

メンバーは、ここで紹介されているラインナップ(たぶん交代はないと思う)プラス、パーカッション(名前はメモしなかった)と、5名からなるTokyo Horn Section(基本的にホーン・セクションはいつも現地調達だ)。

セットリストは以下の通り。

01. Grease
02. Dawn (Go Away)
03. Tell It To The Rain
04. Beggin'
05. My Eyes Adored You
06. Swearin' To God
07. Fallen Angel
08. Save It For Me
09. Call Me
10. Let It Be Me
11. Spanish Harlem
12. My Girl/Groovin'
13. I've Got You Under My Skin
14. Stay
15. Silence Is Golden
16. Working My Way Back To You
17. Opus 17 (Don't You Worry 'Bout Me)
18. Rag Doll
19. Who Loves You
20. December, 1963 (Oh, What A Night)
21. Can't Take My Eyes Off You
22. Sherry
23. Walk Like A Man
24. Big Girls Don't Cry
25. Bye, Bye, Baby (Baby Goodbye) (edit)
Encore:
26. Let's Hang On

てっきり休憩があるのかと思ったら、「Swearin' To God」のインスト・パートでフランキーとコーラス隊が引っ込んで着替えた以外はまったくのノンストップ。しかも「Tell It To The Rain」あたりからは声もしっかり出ていて、79歳という年齢とは本当に信じられなかった。

あまりに完璧な歌唱ぶりに、ツイッターでは「口パク?」なんて書き込みまで見かけたが、前から2列目という贅沢な席で間近に見ていたから、それはありえないと断言できる。あれが口パクなら、合わせる技術こそ驚異的である。

年齢がどうということではなく、ただ歌手として素晴らしいのだ。もちろんオリジナルからキーを下げている曲は多いが、下げたキーでファルセットをしっかり出しているのだから、問題はない。

シンプルなバッキングで歌の巧さが堪能できた点で、「Fallen Angel」が泣けた。

過去のヒット曲のオンパレードだが、懐メロでは断じてない。バンマスのロビー・ロビンソンが的確にコンテンポラリーなアレンジを施しているから(もちろん演奏も素晴らしい)、1曲1曲が生きている。

9曲目から12曲目まで、目下の最新作である2007年の『Romancing The 60's』から続けたのも、現役感の現れ。各曲ともオリジナルではなく60年代のヒット曲のカヴァーだが、新しい解釈だから、これも問題はない。

多くのお客さんが驚き、そして感動したと思う。これはぜひ来年以降にも繋げて欲しいものだ。

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