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September 14, 2013

フランキー・ヴァリ&ザ・フォー・シーズンズ来日延期に寄せて

今月4日朝にアナウンスされた、2013年9月13日(金)から、2014年1月18日(土)へのフランキー・ヴァリ&ザ・フォー・シーズンズ来日公演延期については、ツイッターでつぶやいたりはしていたが、本ブログでお伝えすることなく、当日を迎えてしまった。もし万一、本ブログをご覧になっている方で、延期を知らずに会場に向かわれてしまった方がいらしたら、お詫び申し上げます(mixiでも昨日まで知らずにいた方がいらしたので)。

ツイッターで延期を知ったときには、体調不良による今年6月のイギリス・ツアー7公演中5公演中止の前例もあるので、初めは体調不良を疑った。すぐに公式サイトなどで、映画『ジャージー・ボーイズ』の撮影立会いのため、という理由が発表され、まずは胸をなでおろした。ただし、問題となるのが次の一文である。

「9月からの映画の撮影開始にあたり、イーストウッド監督よりフランキー・ヴァリ本人に直々に『史実について正確を期すため、是非とも撮影に立ち会って欲しい』という強い要望を受けた」との連絡があり、撮影の日程が当初の日本公演の日程と重なるという事態となりました。

あのクリント・イーストウッドに頼まれたのなら、仕方がないね、と受け止める方が大半だろう。実は私もうっかりそう思ってしまった。ところがこれに異議を唱えたのが、いつもお世話になるブログAnd This Is Not Elf LandのElaine'sさんである。4日付のエントリー「私が捻くれているだけかもしれませんが(苦笑)」では、「こんな理由は信じられません」という書き出しで、さすが日本有数のJersey Boys通らしい視点からの的確な指摘がなされていた。続けて、7日付のエントリー「シンガポールのサイトでは…」では、同じく公演が延期になったシンガポールのサイトに掲載された延期理由が、次のように紹介されている。

…クリント・イーウトウッドが映画版JERSEY BOYSを監督しています。フランキー・ヴァリは、この映画のエクゼクティブ・プロデューサーとして撮影中はロサンゼルスにいる必要があります。私たちはみな、映画でフランキー・ヴァリ&ザ・フォーシーズンズの人生とその時代を目にするのを楽しみにしています。ファンの皆様には、フランキー・ヴァリにはこの映画の責任があることをご理解いただき、延期をお許しいただけるものと確信しています。

確かに、こちらの方が遥かに説得力がある。「日本でも、こういう表現ではダメだったのですか?」というElaine'sさんの意見に、私も同意したい。

ちなみに、今回のアジア・ツアーは次のようなスケジュールで行われる予定だった。
September 4, Singapore The Star Theatre
September 8, Bangkok, Thailand Central Live at Central World Shopping Center
September 10, Quezon City, Philippines Araneta Coliseum
September 13, Tokyo, Japan Hibiya Kokaido

改めて問題点を整理しておく。

(1)フランキー・ヴァリがエグゼクティヴ・プロデューサーとして撮影に立ち会う必要があるのなら、なぜそうストレートに説明せずに、「イーストウッドに要請された」などと、話をつくるのか。

(2)なぜアジア・ツアーと撮影がバッティングするようなスケジュールが組まれたのか。

(3)なぜ延期の発表が公演わずか9日前という不親切極まりない事態になったのか。

(1)については前述の通り。(2)については、ツアーより撮影が優先されたわけで、ネット上で何人かの方々も指摘しているようにアジア蔑視の姿勢も感じられ、ファンとしては非常に残念だ。(3)については、健康上の理由ならともかく、納得できない人も多いだろう。実際に、地方から上京予定で交通費や宿泊費のキャンセル料の支払いを余儀なくされた方も少なくないのだから。

わだかまりが残ってしまったのは確かだが、こうなってしまった以上は、映画と、延期された公演、両方の成功に期待するしかない。

せっかくなので、12月頃にアゲインでトーク・イベント第2弾でもやろうかと考えている。お相手はもちろく、前回と同じくElaine'sさんです。

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