« August 2012 | Main | October 2012 »

September 25, 2012

フランキー・ヴァリとザ・フォー・シーズンズ(22)

改めて、ザ・フォー・シーズンズおよびフランキー・ヴァリの全オリジナル・アルバムおよび、前後にリリースされたシングル、重要な編集盤に収録された関連録音について、整理していくことにする。

本来であれば、1953年のフランキー・ヴァリ(この時のスペルはValliではなくValley)名義でのシングル「My Mother's Eyes」「The Laugh's On Me」リリースから、フォー・シーズンズの前身であるザ・フォー・ラヴァーズ (The Four Lovers) (ザ・ヴァリアトーンズから改名)での活動、ザ・ロイヤル・ティーンズ (The Royal Teens) 出身のボブ・ゴーディオとの合流、様々な名義での活動(他の歌手等のセッションへの参加含む)までを順を追って紹介していくのが筋だろうが、長くなってしまいそうなので、とりあえずはフォー・シーズンズとしてのスタート時点から振り返ることとして、それ以前の活動についてはまた折に触れて取り上げていこうと思う。

それでは、デビュー・アルバムから。

"SHERRY & 11 OTHERS" Vee-Jay LP 1053 (VJLP 1053) (Mono)
Lp1053m_1

Lp1053m_2

"SHERRY & 11 OTHERS" Vee-Jay SR 1053 (VJLP 1053) (Stereo)
Lp1053s_1

Lp1053s_2

Produced by: Bob Crewe
Orchestra Arrangements: Bob Crewe, Bob Gaudio, Sid Bass
Vocal Arrangements: Nick Massi
Orchestra Conducted by: Bob Crewe
Engineer: Gordon Clark
Studio: Stea-Philips, NYC
Cover Disign: Bob Crewe
Cover Photo: Fred Matheson

Side One (Mono):
Lp1053m_622624

Side One (Stereo):
Lp1053s_622624

1. Big Girls Don't Cry (Crewe - Gaudio)
2. Yessir, That's My Baby (Kahn - Donaldson)
3. Peanuts (Joe Cook)
4. La Dee Dah (Crewe - Slay)
5. Teardrops (Golder - Stanley)
6. Apple Of My Eye (O. Blackwell)

Side Two (Mono):
Lp1053m_622625

Side Two (Stereo):
Lp1053s_622625

1. Never On Sunday (Towne - Hadjidakis)
2. I Can't Give You Anything But Love (Fields - McHugh)
3. The Girl In My Dreams (Josia - Davis - Ling)
4. Oh, Carol (Greenfield - Sedaka)
5. Lost Lullabye (Crewe - Gaudio)
6. Sherry (Gaudio)

ヴィー・ジェイからのオリジナル・アルバム(この盤に限らず)はモノラルとステレオとでリリースされているが、レコード番号がジャケットではモノラルがLP 10xx、ステレオがSR 10xxのように表示されているにもかかわらず、盤のレーベル面にはどちらもVJLP 10xxのように表示され、ステレオ盤にはSTEREOの表記が加えられている。このことで、ネットオークションなどで購入する場合にモノラルなのかステレオなのかが判別しにくくなっているので、十分な注意が必要だ(写真で確認するのが一番確実)。

閑話休題。このアルバムは1962年9月の発売。この前にシングルが2枚あるが、最初の1枚、ゴーンから(結果的に単発で)出た「Bermuda」「Spanish Lace」については後で触れる。もう1枚は、いうまでもなく「Sherry」である。

SHERRY (Gaudio) c/w I'VE CRIED BEFORE (Gaudio) Vee-Jay VJ456
Vj456a

Vj456b

1962年7月に発売された「Sherry」は、9月15日付ビルボード・シングル・チャートで見事第1位に輝く。当然のごとく同曲をフィーチャーした(B面ラストという収録位置がまた絶妙。カップリングの「I've Cried Before」は未収録)"SHERRY & 11 OTHERS"は、フランキー・ヴァリの強烈なファルセットとともに彗星のごとく登場したこのグループへの関心が一気に高まる中、絶好のタイミングでリリースされ、ビルボードのアルバム・チャートで6位まで上昇した。

(この項続く)

| | Comments (0) | TrackBack (0)

アストル・ピアソラの初期録音集大成9枚組(2)

前回書いたことの補足などを少し。音質にもかなりバラつきがあるので、個々に説明しておこう。

[A] CD1:(1)~(24)
フィオレンティーノと彼のオルケスタ・ティピカ(編曲指揮ピアソラ)、1945~46年オデオン録音、インスト2曲含む全曲

インストを除く22曲は、同様にクロノロジカルだったアルゼンチンEMI/DBN盤"Su discografía juntos"に準じている。インスト2曲は従来盤よりもスクラッチ・ノイズを更に除去した感じ。
表記では(15) Color De Rosa (16) Amigazo となっているが、実際には逆に収録されている。歌手フィオレンティーノの楽団であり、インストの(15)はB面扱いだから、曲の並びが正しくて表記が誤り。

[B] CD2:(1)~(26)、CD3:(1)~(6)
アストル・ピアソラと彼のオルケスタ・ティピカ、1946~48年オデオン録音全曲

全体的に、従来盤に比べてスクラッチ・ノイズを除去した分、高域成分が失われ、更に位相ずれまで起こしたようなシュワシュワとした感じの音になってしまっている。まあ聴けなくはないが。2009年10月に書いた「続・ピアソラの新しい10枚組」で指摘した(24) Che Bartolo の頭切れはここでも同じ。

以上オルケスタ・ティピカのオデオン録音は全曲入っているが、2004年にFogonから出た"La Fonola Inéditos"のシリーズ2枚で蔵出しされたアセテート音源の「Carnaval」(歌エクトル・インスア)「La cumparsita」は今回は未収録。

[C] CD3:(7)~(10)
マリア・デ・ラ・フエンテ(編曲指揮ピアソラ)、1950年テーカー録音4曲

音はまあまあ。クレジットがAstor Piazzolla y su Orquesta Tipica con Maria de la Fuenteとなってしまっているが、原盤にピアソラの文字はない。正しくはMaria de la Fuente con acompañamiento de Orquestaだ([E]も同様)。

[D] CD3:(11)~(14)
ピアソラのオルケスタ・ティピカ、1950~51年テーカー録音4曲

[C]よりは音はいい。EURO盤"Su primera orquesta 1945-51"で全曲CD化済みだが、やはりスクラッチ・ノイズはより少なくなっている。

[E] CD3:(15)~(18)
マリア・デ・ラ・フエンテ(編曲指揮ピアソラ)、1951~52年テーカー録音4曲

前回も書いたように、音はかなりひどい。中では(18) Loca がいくらかマシか。

[F] CD3:(19)~(22)
弦楽オーケストラの1955年パリ録音、フェスティヴァル盤EP
[G] CD3:(23)~(26)
弦楽オーケストラの1955年パリ録音、バークレイ盤EP

オリジナル通りの曲順で音質も良い。もうフランスSono Punch盤"Paris 1955"に高い金を払う必要はない。

[H] CD4:(1)~(8)
弦楽オーケストラ『シンフォニア・デ・タンゴ』(ヴォーグ、1955年パリ録音)

前回書いたように擬似ステレオなのが残念だが、オリジナル通りの曲順で、音自体は悪くない。

[I] CD4:(9)~(14)
オクテート・ブエノスアイレス『タンゴ・プログレシーボ』(アレグロ、1956年)
[J] CD4:(15)~(22)、CD5:(1)(2)
オクテート・ブエノスアイレス『タンゴ・モデルノ』(ディスク・ジョッキー、1957年)

Lantower盤"Completo 1956 - 1957"に準じた感じ。[I]はこちらの方が音がいいかも。

[K] CD5:(3)
オクテート・ブエノスアイレス「ラ・カチーラ」(ショー盤『バンドネオンの歴史 第2集』より)

もともとの音が良くないが、貴重な放送録音で、よくぞ収録してくれた。音量が低いのが残念。

[L] CD5:(4)
オクテート・ブエノスアイレス「タコネアンド」(ディスク・ジョッキー盤EPより)

これも嬉しい収録。これまでCDではMusic Hall盤"Vanguardistas del tango"(オスバルド・ベリンジェリとのスプリット・アルバム)のみに収録されていた。

ここまでで、オクテート・ブエノスアイレスの1956~57年録音は全曲収録。ただし、クレジットではAstor Piazzolla y su Octeto Buenos Airesとなっているが、正しくはシンプルにOcteto Buenos Airesだ。

[M] CD5:(5)~(8)
弦楽オーケストラ、1956年テーカー録音4曲

2枚の78回転SPレコードがオリジナルだが、アルゼンチンや日本ではLPなどでも(バラバラに)発売されており、そこではマスターテープからのカッティングが行われていた。(6) Negracha と(8) Lo que vendrá は"Vanguardistas del tango"([L]参照)ではテープからの収録だったが、Lantower盤"Completo 1956 - 1957"では全曲SP盤からの板起こしだった。今回はそのSP起こしからスクラッチ・ノイズを減らした感じ。

[N] CD5:(9)(10)
弦楽オーケストラ、1956年オデオン録音2曲

これも従来盤のSP起こしのスクラッチ・ノイズ減らしパターン。

[O] CD5:(11)~(18)
弦楽オーケストラ『ロ・ケ・ベンドラ』(アンタール・テレフンケン、1956年モンテビデオ録音)
[P] CD6:(1)~(10)
弦楽オーケストラ『タンゴ・エン・ハイファイ』(ミュージック・ホール、1957年)

Lantower盤"Completo 1956 - 1957"に準じている。完全なモノラルではなく、音をいじって少し左右に広げてある。弦楽オーケストラもここまでで発表された全曲が収録されているが、一部クレジットが間違ってAstor Piazzolla su Quinteto y su Orquesta de Cuerdasとなっている。"su Quinteto"ではなく", su Bandoneón"とするのが正しい。

[Q] CD6:(11)
マチート『ア・ナイト・アウト』より

同アルバムのステレオ盤CDから。前回収録場所を間違えたのでは?と書いたが、収録時間を考えればDisc 9に入れるのはきつかったのかも。

[R] CD6:(12)~(23)
ピアソラと彼のクィンテットとリズム『テイク・ミー・ダンシング!』(ティコ、1959年NY録音)

前回書いたように、モノラル盤LPからの板起こしのようで、一箇所針飛びまでしている。音量レベルも低い。日本盤ステレオCDにボーナス・トラックで収録したシングル・オンリー曲「La coquette」は今回未収録となってしまった。

[S] CD7:(1)~(12)
ピアソラと彼のオーケストラ『イヴニング・イン・ブエノスアイレス』(ティコ、1959年NY録音)

こちらはステレオでの収録だが(そもそもモノラル盤は存在しない)、何故か[R]同様音量レベルが低い。

[T] CD7:(13)(14)
ピアソラ・キンテート『国立五年生』(ミュージック・ホール、1960年)、EP盤5曲中2曲のみ

帰国後のキンテート結成第1弾だが、何故か2曲しか収録されていない。前述のMusic Hall盤"Vanguardistas del tango"にはちゃんと全5曲が収録されていたのに。音量レベルが高く、音が割れ気味。

[U] CD7:(15)~(26)
ピアソラ・キンテート『ピアソラ、ピアソラを弾く』(RCAビクター、1961年)
[V] CD8:(1)~(12)
ピアソラ・キンテート『ピアソラか否か?』(RCAビクター、1961年)
[W] CD8:(13)(14)
ダニエル・リオロボスとアストル・ピアソラ・キンテート、RCAビクター、1961年録音2曲
[X] CD8:(15)~(18)
ピアソラ・キンテート(歌:エクトル・デ・ローサス)、RCAビクター、1961年録音4曲

従来盤に準じた内容だが、[U][V]とも、録音日順に曲順が入れ替えられている。

[Y] CD8:(19)~(22)
ピアソラ・キンテート『バングアルディア』(アンタール、1961年モンテビデオ録音)

これはクレジットが完全に間違っている。エクトル・デ・ローサスの歌う(19) Por la vuelta と(20) NostalgiasがRCA録音(15)~(18)と混同され(この2曲は音量レベルがそうとう低い)、(21) Triunfal と(22) Adiós Noninoが1959年モンテビデオ録音とされている。

1960~61年のキンテートでは、『国立五年生』からの3曲のほか、エドゥアルド・ラゴス家でのリハーサルを収めた発掘音源盤『エンサージョス』が未収録となった。

[Z] CD8:(23)(24)
弦楽オーケストラ(歌:ファニー・ナバーロ)、映画『マルタ・フェラーリ』サントラ、1956年録音

映画の音声部分から抜き出したと思われる、今回のお宝発掘音源。ただし既成曲の歌伴で演奏時間も短いので(1:27と0:43)あまり期待しないこと。

[AA] CD9:(1)(2)
フェルナンド・ラマス『ウィズ・ラヴ』(ルーレット、1958年NY録音)より
[BB] CD9:(3)~(14)
ホセ・ドゥバル『エモーションズ・オブ・ホセ・ドゥバル』(ルーレット、1958年NY録音)
[CC] CD9:(15)~(26)
ディ・マラ・シスターズ『ローマの想い出』(ルーレット、1958年NY録音)

いずれもモノラル盤LPからの板起こし。音質は特に問題はない。

[DD] CD9:(27)
マチート『アーヴィング・バーリン・イン・ラテンアメリカ』(ティコ、1959年録音)より参加曲2曲中1曲のみ

同アルバムのステレオ盤CDから。収録時間の関係からか、「Be Careful It's My Heart」は収録されなかった。

このほか、同時期の「お仕事」からは、トリオ・ロス・バンディードスの"Los Bandidos At El Toro"、ピート・テラス楽団の"Cole Porter in Latin America"(これは4曲の編曲のみだが)が未収録となった。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

September 20, 2012

アストル・ピアソラの初期録音集大成9枚組

先日の素晴らしかった三鷹での小松亮太『エル・タンゴ』公演の折、タンゴ・ライター仲間の鈴木一哉さんに「こんなの出てますよ」と教えていただいたピアソラの9枚組。1945~1961年のほぼすべての録音が収録されているとのことで、帰宅後あわてて検索し、安くて早そうなamazon.frに注文、本日無事到着した。ちなみに私が購入した価格は本体17.04ユーロ+送料14.9ユーロ(当日のレートで合計3,324円)だったが、現在は少し値段が高くなっているようだ。

Tanguisimo1

初期音源だろうと何だろうと、ピアソラというとこんな80年代の写真のイメージになってしまうのだろうか。若い頃の写真を使う術はなかったのか。パッケージはこんな感じで、内側が蛇腹になっていてディスクとブックレットを収納するようになっている。

Tanguisimo2


なにせ9枚組なので、全部は聴けていないが、まず内容をざっくりと紹介する。パッケージ裏の曲目がお読みいただけるだろうか(クリックすると大きくなります)。

Tanguisimo3


以下、クレジットの一部誤りを訂正しつつ整理する。[A]以下の分類は以降の解説で使用。

[A] CD1:(1)~(24)
フィオレンティーノと彼のオルケスタ・ティピカ(編曲指揮ピアソラ)、1945~46年オデオン録音、インスト2曲含む全曲

[B] CD2:(1)~(26)、CD3:(1)~(6)
アストル・ピアソラと彼のオルケスタ・ティピカ、1946~48年オデオン録音全曲

[C] CD3:(7)~(10)
マリア・デ・ラ・フエンテ(編曲指揮ピアソラ)、1950年テーカー録音4曲

[D] CD3:(11)~(14)
ピアソラのオルケスタ・ティピカ、1950~51年テーカー録音4曲

[E] CD3:(15)~(18)
マリア・デ・ラ・フエンテ(編曲指揮ピアソラ)、1951~52年テーカー録音4曲

[F] CD3:(19)~(22)
弦楽オーケストラの1955年パリ録音、フェスティヴァル盤EP

[G] CD3:(23)~(26)
弦楽オーケストラの1955年パリ録音、バークレイ盤EP

[H] CD4:(1)~(8)
弦楽オーケストラ『シンフォニア・デ・タンゴ』(ヴォーグ、1955年パリ録音)

[I] CD4:(9)~(14)
オクテート・ブエノスアイレス『タンゴ・プログレシーボ』(アレグロ、1956年)

[J] CD4:(15)~(22)、CD5:(1)(2)
オクテート・ブエノスアイレス『タンゴ・モデルノ』(ディスク・ジョッキー、1957年)

[K] CD5:(3)
オクテート・ブエノスアイレス「ラ・カチーラ」(ショー盤『バンドネオンの歴史 第2集』より)

[L] CD5:(4)
オクテート・ブエノスアイレス「タコネアンド」(ディスク・ジョッキー盤EPより)

[M] CD5:(5)~(8)
弦楽オーケストラ、1956年テーカー録音4曲

[N] CD5:(9)(10)
弦楽オーケストラ、1956年オデオン録音2曲

[O] CD5:(11)~(18)
弦楽オーケストラ『ロ・ケ・ベンドラ』(アンタール・テレフンケン、1956年モンテビデオ録音)

[P] CD6:(1)~(10)
弦楽オーケストラ『タンゴ・エン・ハイファイ』(ミュージック・ホール、1957年)

[Q] CD6:(11)
マチート『ア・ナイト・アウト』より

[R] CD6:(12)~(23)
ピアソラと彼のクィンテットとリズム『テイク・ミー・ダンシング!』(ティコ、1959年NY録音)

[S] CD7:(1)~(12)
ピアソラと彼のオーケストラ『イヴニング・イン・ブエノスアイレス』(ティコ、1959年NY録音)

[T] CD7:(13)(14)
ピアソラ・キンテート『国立五年生』(ミュージック・ホール、1960年)、EP盤5曲中2曲のみ

[U] CD7:(15)~(26)
ピアソラ・キンテート『ピアソラ、ピアソラを弾く』(RCAビクター、1961年)

[V] CD8:(1)~(12)
ピアソラ・キンテート『ピアソラか否か?』(RCAビクター、1961年)

[W] CD8:(13)(14)
ダニエル・リオロボスとアストル・ピアソラ・キンテート、RCAビクター、1961年録音2曲

[X] CD8:(15)~(18)
ピアソラ・キンテート(歌:エクトル・デ・ローサス)、RCAビクター、1961年録音4曲

[Y] CD8:(19)~(22)
ピアソラ・キンテート『バングアルディア』(アンタール、1961年モンテビデオ録音)

[Z] CD8:(23)(24)
弦楽オーケストラ(歌:ファニー・ナバーロ)、映画『マルタ・フェラーリ』サントラ、1956年録音

[AA] CD9:(1)(2)
フェルナンド・ラマス『ウィズ・ラヴ』(ルーレット、1958年NY録音)より

[BB] CD9:(3)~(14)
ホセ・ドゥバル『エモーションズ・オブ・ホセ・ドゥバル』(ルーレット、1958年NY録音)

[CC] CD9:(15)~(26)
ディ・マラ・シスターズ『ローマの想い出』(ルーレット、1958年NY録音)

[DD] CD9:(27)
マチート『アーヴィング・バーリン・イン・ラテンアメリカ』(ティコ、1959年録音)より参加曲2曲中1曲のみ

初CD化となるのはまず[C]のうち2曲、[E]のうち「Fugitiva」を除く3曲で、2009年の記事「ピアソラの新しい10枚組(1940~50年代録音集成)」で触れた「La misma pena」「Romance de barrio」は未だ未入手のまま、悲願のCD化だったわけだが、ネット上に流通しているmp3同等のひどい音質にがっかり。

研究家オスカル・デル・プリオーレによる編集盤からの[K]も初CD化だが、もともとが放送音源らしきものをデル・プリオーレが勝手に持ってきたもので、もともと音は悪い。

[Z]の登場にはびっくり。映画のサントラ2曲(どちらも歌の伴奏で演奏時間は非常に短い)の初音盤化。実はこの映画のVHSテープ(たぶんケーブルテレビからのダビング)を持っているのだが、カビてしまっていて掛けられないので、初めて聴いた。

ニューヨーク時代の歌手の伴奏などを集めたCD9はボーナス・ディスク扱いで、ステレオ・ヴァージョンで収録のマチート(収録場所を間違えたとおぼしき[Q]も)以外はすべて初CD化。[BB][CC]はステレオ盤もあるのだが、ここではモノラル。

[H]は残念ながら擬似ステレオ(オリジナル・マスターからのモノラル盤リマスターCDも出ていたのに)。

[R]は過去にステレオ盤CDが出ていたのに、モノラル盤LPからの板起こしのようで残念。

この9枚組に何が含まれなかったのかは次回。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

« August 2012 | Main | October 2012 »