« June 2006 | Main | August 2006 »

July 24, 2006

『ピアソラ 自身を語る』いよいよ発売

Memorias1予定より少し遅れ、19日に見本が手元に届けられました。『ピアソラ 自身を語る』、ついに完成です。実は装丁をめぐっては、デザイナーの案を何度か却下して作り直したりしてもらったのですが、仕上がりは十二分に満足のいくものとなりました。文字も若干大きめで、読みやすいと思います。随所に写真が挿入してあるのもポイントです。
私はまだ確認していませんが、もう書店にも並んでいるはず(地元の本屋にはありませんでしたが…)。どうぞよろしくお願いします。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

July 14, 2006

著者は死すとも本は出る、とは言うものの……

いまだゴリン・ショック冷めやらず。無力感のようなものに苛まれているとでも言いましょうか。でも実際は、忙しくて感傷にふけっている暇もないというのが実状ですが。新聞も、ようやく5月分を片付けたところだし。
私ほどではないものの、やはり新聞が読めないままためてしまっている妻が、昨日はふと夕刊をリアルタイムで(笑)眺めていて、「甲斐智恵美が死んだって」と知らせてくれました。80年代のアイドルの中で、特に思い入れがあったわけではないものの、「スタア」は名曲だったなぁ、などと思いながら(ちなみに「スタア」は、シングルよりもアルバム・ヴァージョンの方がカッコよいです)その朝日新聞の夕刊を覗くと、何と隣にシド・バレットの訃報が。そっちの方がびっくりしてしまいました。合掌。
などと言っているうちに、『ピアソラ 自身を語る』の当初の発売予定日が過ぎてしまいました。河出書房のサイトでは7月24日発売になっているけど、担当者からは何の連絡もないし、と思っていたら、今日待望のメールが。見本は明日出来上がり、明後日には手元に届くとのこと。書店に並ぶのは21日以降とのことですので、もうしばらくお待ちくださいね。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

July 08, 2006

ナタリオ・ゴリン死去

何という運命! 『ピアソラ 自身を語る』日本語版の発売を目前にして、著者のナタリオ・ゴリンが亡くなってしまいました。
6月1日に外科手術を受けたものの(病名は未確認)、その後の経過は順調と聞いて安心していたのですが。6月13日頃一度退院したものの、19日に発熱があり再入院、そして現地(ブエノスアイレス)時間で7月7日の明け方に亡くなったとのこと。なんだか現実とはとても思えず、茫然としています。
日本語訳の発売はゴリンもとても楽しみにしていて、もう少しで届けられたのに。悔しい思いでいっぱいです。

| | Comments (2) | TrackBack (0)

July 03, 2006

次は『ピアソラの至宝』第2期

おかげさまで、ポリスターからの『東京のアストル・ピアソラ(ライヴ1984)』も好評のようで、ありがとうございます。
と思ったら、もうビクターからの『ピアソラの至宝』第2期の発売日まであと2日。無事にできあがり、サンプルも届きました。
今回出る4枚にはどういう繋がりからあるのかというと、実は音楽的にはあまり関連と呼べるものはありません。録音時期も1961年から1983年までバラけていますし。
ぶっちゃけた話、契約の関係上こういうラインナップになった、というわけなんですが、結果的には、『東京のアストル・ピアソラ』や多くの名盤でおなじみの80年代のキンテートとは違うピアソラの側面を、さまざまな角度から見ることができるのではないかと思います。
61年の『エンサージョス』は、音質こそ良くはないですが(スタジオではなく家でのリハーサルをワンポイント・マイクを使って民生用オープンリールのデッキに録音した音源ですから)、ドキュメントとしての価値には図り知れないものがあるでしょう。
75年の『新婚旅行』は、ピアソラとアグリのデュオがメインと言う内容自体が貴重ですし、アルバム単位でのCD化は世界初。映画音楽用音源のため、マスターは1曲を除きモノラルですが、従来のアナログ盤では疑似ステレオだったのが、初めてモノラルで収録されました。「迷子の小鳥たち」のステレオ・ヴァージョンもこれが世界初公開となります。
同じく75年の『ロコへのバラード』 (全曲がホセ・アンヘル・トレージェスの歌入り)は、日本では2度目の発売ですが(以前クラウンから異なるボーナストラック入りでリリースされていた)、ジャケットの色合いはグッとオリジナルに近くなりましたし、ボーナストラックとして収録された、トレージェスの同時期のデビュー作『ぼくの歌とぼくの時代』(こちらは日本初紹介。ちなみにピアソラは制作には関わっていません)からの5曲との聴き比べも楽しめます。その5曲にはピアソラ作品2曲、ピアソラの息子ダニエルの作品1曲もあり、ディノ・サルーシ作品ではそのサルーシ自身がバンドネオン伴奏しており、ピアソラが高く評価したサルーシと、ピアソラとのスタイルの違いなども楽しめるはずです。
83年の『苦悩(7つのシークエンス)』は、はっきり言って後のクロノス・クァルテットとの『ファイヴ・タンゴ・センセーションズ』よりも演奏はいいです(特にピアソラのバンドネオン)。これは特にクラシック系のファンにはおすすめ。ホラー映画のサントラのようなジャケットはおどろおどろしい感じで、ちょっとひいてしまう人もいるかも知れませんが、オリジナルのイタリア盤(超レア!)を忠実に再現してみました。鈴木一哉さんがライナー(必読!)で言及している映画との関連も、このデザインにはあるのかも知れません。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

« June 2006 | Main | August 2006 »